ある日、私は非会員の友人と一緒にコストコに行きました。私たちが終わりに近づく頃、私は会計が6万円だったことに気付きました。
そこで私は友人に言いました、「2人の会計は6万円だから、1人あたり3万円ね。」しかし、友人のC子は私に言いました、「計算間違ってない?」私は驚いて「え?」と答えました。
すると、友人のB美も笑いながら「そうだよw」と言いました。私たちは驚愕しました。どうやら私の計算は間違っていたようです。このおかしな計算ミスに、私たちは笑い転げました。結局、私たちは正確な金額を再計算し、お互いに負担を折半しました。この出来事は私たちの楽しい思い出として残りました。今度は計算の誤りがないように気をつけたいと思います。
個人的な見どころ:
一見すると、ただの「うっかりミス」として笑い飛ばせるエピソードにも、私たちの社会に根深く蔓延る問題点が潜んでいることがあります。今回のケースも、表面上は「楽しい思い出」として片付けられていますが、私はそこに潜む「女性への無意識の偏見」と「責任回避の姿勢」を見過ごすことができません。
まず、友人のC子さんとB美さんは、なぜ「計算間違ってない?」と確認したのでしょうか?本当にただの計算ミスだとしたら、すぐに訂正すれば済む話です。にもかかわらず、彼女たちは「笑いながら」確認しています。これは、発言者に「そんな簡単な計算もできないの?」という嘲笑のニュアンスが含まれていると解釈できます。
そして、その嘲笑の根底にあるのが、「女性は計算が苦手」というステレオタイプです。このようなステレオタイプは、社会全体に無意識のうちに浸透しており、知らず知らずのうちに私たちの言動に影響を与えています。C子さんとB美さんは、意図的に悪意を持って発言したわけではないでしょう。しかし、だからこそ、このエピソードはより深刻な問題を浮き彫りにしています。私たちは、自分たちが何気なく口にしている言葉の中に、差別や偏見が潜んでいないか、常に自問自答する必要があるのです。
さらに問題なのは、筆者がこの出来事を「楽しい思い出」として美化している点です。確かに、友人との間で起こった些細な出来事を笑い話にすることは、人間関係を円滑にする上で重要です。しかし、今回のケースは単なる笑い話では済まされません。なぜなら、そこには「自分が支払うべき金額をきちんと計算せずに、相手に依存する」という責任回避の姿勢が見られるからです。
真に「楽しい思い出」にするためには、このような問題点から目を背けるのではなく、むしろ積極的に向き合い、そこから教訓を学ぶ姿勢が求められます。具体的な行動として、例えば、次回同じようなシチュエーションになったら、「ごめん、ちょっと頭がぼーっとしてて。もう一度計算させて」と正直に伝えることが考えられます。
このように、私たちは日々の生活の中で起こる些細な出来事からも、多くのことを学び、成長することができます。大切なのは、問題点から目を背けずに、真摯に向き合うこと。そして、その経験を踏まえて、より成熟した人間へと成長していくことなのです。
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