息子を心配しながら日記を残し、戦地で命を落とした父。戦後、息子は戦地を訪ね、父の墓前でその日記を読み返すことになった。そこには、家族を思う深い愛情や、悲しみと苦しみに打ち勝つ強い決意が綴られていた。それを読んだ息子は、父の想いに触れ、自分も父のように生きたいと心に誓った。そして、帰国後、父の故郷である山村に移り住み、農業を営みながら、父が遺した想いを大切に暮らしている。父の日記は、息子にとって、ただの記録やメッセージ以上のものであり、家族の愛情や人生の尊さを教えてくれるものだった。